複合災害に立ち向かうために筑波研究学園都市の総力を挙げて取り組む研究プロジェクト

調査研究活動

プロジェクト研究会

第八回 プロジェクト研究会 (2013/05/28)

〇日時・会場
2013年5月28日(火)9:30 ~ 11:30 ・筑波大学第3エリア E301会議室

〇プログラム
(1) インフラ被害とその影響の予測
片岡 正次郎 (国土交通省 国土技術政策総合研究所 危機管理技術研究センター 主任研究官)
(2) 福島第一原発事故にともない放出された放射性同位元素の水系への移行実態
辻村 真貴 (筑波大学 生命環境系 持続環境学専攻 教授)
(3) 質問・討論

司会進行 エネスク・ボグダン(筑波大学生命環境系 准教授)

〇発表内容
Speaker : 片岡 正次郎 (国土交通省 国土技術政策総合研究所 危機管理技術研究センター 主任研究官)
タイトル:「インフラ被害とその影響の予測」
<要旨>

災害のイメージを具体化し対策の立案を支援するために、以前から被害想定が 行われてきたが、巨大地震・津波による被害は多岐にわたり、地域に よっても 特徴や受ける影響も異なるため、被害想定は容易ではない。

本講演では、道路橋 の地震・津波被害予測手法の現状と東日本大震災での被害の分 析状況を紹介するとともに、インフラ被害が都市のインフラシステムや社会経済にどう影響をおよぼすのかをモデル化、試算した結果を報告する。
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発表資料

Speaker : 辻村 真貴 (筑波大学 生命環境系 持続環境学専攻 教授)
タイトル:「福島第一原発事故にともない放出された放射性同位元素の水系への移行実態」

〇当日の写真

第七回 プロジェクト研究会 (2013/04/25)

〇日時・会場
2013年4月25日(木)15:00~17:00 ・筑波大学第3エリア E301会議室

〇プログラム
(1) 巨大地震発生サイクルにおけるスロースリップイベントの数値モデリング
松澤 孝紀  ((独)防災科学技術研究所 観測・予測研究領域 地震・火山防災研究ユニット 主任研究員)
(2) 土砂災害予測高度化のための国土基盤情報と粒子法数値計算の活用
松島 亘志 (筑波大学 システム情報系 構造エネルギー工学域 准教授)
(3) 質問・討論

司会進行 エネスク・ボグダン(筑波大学生命環境系 准教授)

〇発表内容
Speaker :松澤 孝紀  ((独)防災科学技術研究所 観測・予測研究領域 地震・火山防災研究ユニット 主任研究員)
タイトル:「巨大地震発生サイクルにおけるスロースリップイベントの数値モデリング」
<要旨>
フィリピン海プレートの沈み込み帯における深部低周波微動の発見 (Obara, 2002, Science)以降,低周波微,超低周波地震,スロー スリップイベントといった,「スロー地震」と呼ばれるすべり現象 に対する研究が精力的に進められ,世界各地でその発生が報告されるようになってきた.南海トラフおけるスロースリップイベントについては,すべりの継続時間が数日から1週間程度の短期的スロースリップイベントと,数か月から1年程度の長期的スロースリップイベントの発生が報告されている.これらは100~200年間隔で発生している巨大地震のすべり域近傍で発生していることから,巨大地震の発生と何らかの関連をもつことが予想される.我々は,巨大地震発生域および短期的・長期的スロースリップイベントを数値的にモデル化し,その特徴を再現した.また,このモデルからは,巨大地震発生域に対する応力の集中過程に伴った,スロースリップイベント発生挙動の変化が予測されている.
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Speaker :松島 亘志 (筑波大学 システム情報系 構造エネルギー工学域 准教授)
タイトル:「土砂災害予測高度化のための国土基盤情報と粒子法数値計算の活用」
<要旨>
近年頻発する大規模斜面災害に対する被害予測精度は、建築物や土木構造物等の被害予測精度に比べて大きく劣っている。この原因としては、(1)不均質に分布する地盤材料の力学性質に関するデータベースが不足していること、(2)破壊後、固体→流体→固体と変化しながら長距離流動する地盤の力学性質についての理解が十分でないこと、(3)大変形、長距離・長時間流動を解析する手法の開発が十分でないこと、などが挙げられる。そこでG2グループでは、(A)各研究機関で整備されつつある日本全国の国土基盤情報を、斜面災害リスク評価に使いやすい形でパッケージ化した「斜面災害リスク評価支援システム」の開発、(B)それを用いて危険斜面の抽出、崩壊土砂量の推定、影響範囲の同定などを行う「斜面崩壊・流動解析ツール」の開発を行っている。本講演では、その開発状況と今後の課題について解説する。
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〇当日の写真