複合災害に立ち向かうために筑波研究学園都市の総力を挙げて取り組む研究プロジェクト

新着情報

【地域貢献活動】1月14日に開催「茨城県震災復興シンポジウム」の模様をアップしました!

〇シンポジウムの概要
日時: 2016年1月14日(木)       10時30分~12時30分(午前の部)・13時30分~16時30分(午後の部)
場所: 茨城県総合福祉会館 コミュニティホール
       (〒310-0851 水戸市千波町1918,TEL:029-244-4545,FAX:029-244-4548)

主催: 筑波大学
共催: 国立大学協会,茨城県
後援: 神栖市,潮来市,北茨城市,高萩市,鹿嶋市

〇当日の模様
茨城県震災復興シンポジウム「自然災害とどう付き合うのか -筑波大学と地域との連携- 」を茨城県と国立大学協会の協力を得て開催しました。午前の部では、「巨大地震プロジェクト」代表の八木勇治准教授の挨拶に続き、筑波大学創造的復興プロジェクトCreative Reconstruction(CR)の活動紹介およびドキュメンタリー映画「いわきノート ‐Fukushima Voice‐」が上映されました。続いて「いわきノート」制作者が撮影時の秘話や映画にこめた思いなどを語るトークショーが行われました。

午後の部前半のプログラムでは、筑波大学の吉川晃副学長および茨城県の山口やちゑ副知事による挨拶に続いて、教育社会連携推進室長の大澤義明教授からプロジェクトにおける教育およびアウトリーチ活動、そして復興・再生支援ネットワークを踏まえた上での本シンポジウムの趣旨説明がありました。次に「巨大地震プロジェクト」の成果と提言についての発表が行われました。最後に、プロジェクトリーダーの八木勇治准教授から「巨大地震プロジェクトからの提言」の発表がありました。提言はリンク先の文章にまとめられています。提言では、研究者・市民・行政・企業のコミュニケーションには困難な点が多々あるが、様々なレベルで情報を共有し、災害対応力を進化させていく継続的な取り組みが必要である点、災害を機に地域社会が抱える問題に関する議論を加速させるべきである点を指摘しました。

午後の部後半のプログラムでは、自治体および企業による災害対策について、また、高校生の実践教育の一環としての発表が行われました。茨城県の大高均生活環境部参事から、東日本大震災による県内の被害状況とその対応策についての発表がありました。続いて神栖市の鈴木誠副市長から、神栖市における東日本大震災による被害状況と、震災からの教訓を生かした復興への取り組みについての発表がありました。トヨタ自動車(株)の高原勇技術統括部主査からは、環境への貢献に加え、地域社会へ貢献するこれからのクルマの新たな機能と役割について、そして災害時のクルマの活用法についての共同研究についての発表がありました。この後に、県内2つの高等学校のみなさんによる研究が行われました。1校目は竜ヶ崎第一高等学校の皆さんによる「数理モデルによる地域問題解決~命を守る行動を~」で、2校目は日立北高等学校のみなさんによる「打ちみずによる日立北高冷涼化計画」です。

全体の発表に対する質疑応答後に、茨城県都市計画審議会の中川喜久治会長による本シンポジウムおよびプロジェクトの活動についての講評が行われ、研究者と茨城県そして自治体が協力して災害危機管理および復興への実践的な取り組みの重要性についての指摘がありました。最後に筑波大学の松本宏生命環境系長が参加された方々への御礼の言葉を述べました。

〇当日の写真

吉川副学長の挨拶 山口茨城県副知事の挨拶 大澤教育社会連携推進室長の趣旨説明
 
いわきノート撮影学生のトークショー いわきノート記録写真展示 庄司准教授の研究発表
 
田村教授の研究発表 糸井川教授の研究発表 梅本准教授の研究発表
 
八木巨大地震プロジェクト代表 大高茨城県生活環境部参事の発表 鈴木神栖市副市長の発表
 
高原客員教授の発表 竜ケ崎第一高等学校の発表 日立北高等学校の発表
 
中川茨城県
都市計画審議会会長の講評
松本生命環境系長の御礼 会場の様子

〇当日のプログラム

午前の部 10:30〜12:30
・挨拶  八木 勇治 「巨大地震プロジェクト」代表
・いわきノート上映(上映時間86分)
・撮影した学生のトークショー
午後の部 13:30~16:30 (前半13:30~14:45,後半15:00~16:30)
・挨拶
   吉川 晃 筑波大学理事・副学長
   山口 やちゑ 茨城県副知事
・趣旨説明
   大澤 義明 筑波大学教育社会連携推進室長
・「巨大地震プロジェクト」からの研究発表
   庄司 学 筑波大学システム情報系准教授
「巨大地震による複合災害の実態」
   田村 憲司 筑波大学生命環境系教授
「放射性物質の移動の実態と今後の対策」
   糸井川 栄一 筑波大学システム情報系教授
「地震・津波からの避難と避難生活」
   梅本 通孝 筑波大学システム情報系准教授
「洪水を含めた自然災害に対処するために」
・「巨大地震プロジェクト」からの提言
   八木 勇治 「巨大地震プロジェクト」代表
<休憩>
・実践発表
   大高 均 茨城県生活環境部参事兼防災・危機管理局防災・危機管理課長
「東日本大震災における茨城県の対応等について」
   鈴木 誠 神栖市副市長
「震災復興と震災からの教訓」
   高原 勇 筑波大学客員教授 ・トヨタ自動車(株)技術統括部主査
「災害時に地域社会のためにクルマができること」
・高校生による研究発表
   吉瀬 章子            筑波大学サービス工学学位プログラムリーダー
   竜ヶ崎第一高等学校
                           「数理モデルによる地域問題解決~命を守る行動を~」
   日立北高等学校
                           「打ちみずによる 日立北高冷涼化計画」
・質疑応答
・講 評
   中川 喜久治 茨城県都市計画審議会 会長
・御 礼
   松本 宏 筑波大学生命環境系長

司会: 鈴木 吏良 筑波大学医学医療系助教
            エネスク・ボグダン 筑波大学生命環境系准教授